■注意■


notBL!!


これは、
山野兄妹の
兄(紅葉)×妹(葉桜)の18禁小説です。



初めて男女の性描写に挑戦しました(;^ω^)



私自身、兄がいるので異性の兄妹モノは実は苦手だったんですが、
この二人を見ていると、
だんだん書きたい衝動が抑えられず・・・。


今回は、いつも以上に、ちょっと山野が変態です(;^ω^)


もちろん、亜月の為にも、ちゃんとオチは用意してありますので、
安心?して読んでいただけると思います。



兄妹モノが大丈夫な方は、読んでみてくださいませ(#^.^#)

ちょっぴり不思議な非日常な兄妹モノ・・・お試しあれ・・・・。








うだるような暑さの中、
ランドセルを背負った山野葉桜(ヤマノ ハザクラ)は、
彼女のトレードマークとも言えるツインテールを弾ませながら、

ウキウキとした足取りで、
大好きな兄の住むマンションへ向かっていた。


9歳離れた兄の紅葉(こうよう)はとても優しくて、
不細工で誰にもモテなかったけど、
だからこそ葉桜は、そんな兄をずっとずっと独占できるつもりでいた。



あの男が現れるまでは。




(・・・別に・・・アっくんのこと、嫌いな訳じゃないけど・・・)




よりによって、
ずっと恋人のいなかった兄に、
初めてできた恋人は、なんと男の人だった。



三条亜月。


葉桜もビックリするくらい綺麗な顔の持ち主で、
長身な兄よりも少しだけ背が高い、モデルのような人だ。



葉桜は、兄と同棲しているその男の顔を思い浮かべながら、
ひとつ溜息をつく。






男なんかに取られるなんて。




(・・・取られるもなにも・・・・。あたしとお兄ちゃんは兄妹だし・・・)



亜月が男だろうが女だろうが、
どの道、自分たちが兄妹である以上、結ばれるはずがない。



まったくの他人というだけで、
「男」のくせに、兄の恋人というポジションに居座っている亜月を、
腹立たしく思うことはあるけれど、


でもその一方で、


兄がもう一人できたみたいで嬉しいし、
亜月との喧嘩のような掛け合いも、実は楽しくてしょうがない。



それに、
幸せそうな二人を見ていると、
こっちまで幸せな気持ちになるのも事実なのだ。




亜月のことも・・・ちゃんと好きだ。

好きだけど、
たまに、
どうしても思ってしまう。






(アッくんがいなければ・・・・・お兄ちゃんと二人の時間が
まだまだいっぱいあったのにな・・・)



どういう経緯で、
不細工でオタクの兄に、
あんなに美しい男が恋人になったのかは分からない。



そう、兄は、一般的には、
「気持ち悪いオタク」という部類に括られ、
決してモテルことのない存在なのだ。




なのに最近は、恋人の亜月の影響で
少しづつオシャレにも目覚めてきて、
ダサかった姿も所作も、今ではとてもスマートで・・・・。



これまで葉桜しか知らなかった、
実は、「ちょっとだけ」カッコいい、
本当の兄の姿が、どんどん世間にさらされていく。


(・・・あたしだけの・・・お兄ちゃんだったのに・・・)



誰も見向きもしなかったのに。





亜月のせいで・・・。


亜月がいなければ・・・・・。




疚(やま)しい考えにハッとなり、
それを打ち消そうとした時だった。




自分から少し離れたところにそれはあった。


黒い靄(もや)のようなもの。

陽炎とは、明らかに違っていた。



それはふわふわと不自然に蠢き、そしてとうとう人の形になった。





「・・・もしかして・・・・・・『まっくろさん』・・・・!?」



葉桜は息を飲んだ。





その男は、今、小学生の間で噂になっている、妖怪のような存在で、
頭のてっぺんから足の先まで、
真っ黒い衣装に身をつつんでいることから「まっくろさん」と呼ばれているらしく、

願いを叶えてくれるとか、
叶えるのと引き換えに、命を奪われるとか、
とにかく「まっくろさん」についての色んな噂話は絶えない。



フードから覗(のぞ)く顔は、恐ろしく端正で、

妖しく光る瞳と、フードから零れる長い髪は、
溜息が出るほどに美しい黄金色だ。


身に纏っている禍々しい衣装とは、全く対照的な
美しい容貌をしているのが分かる。


(う・・・うそっ・・・!?まっくろさんって・・・ほんとにいたの!?)




その男の方へ視線を向けると、
バッチリと目が合ってしまった。


その瞬間、
葉桜は、今まで体験したことのない程の激しい眩暈に襲われた。






「い・・・いやっ・・・誰かっ・・・・」



眩暈はさらに激しさを増し、

加えて起こる、激しい吐き気に耐え切れず、
葉桜はとうとうその場にうずくまってしまった。


その刹那、耳元で・・・・はっきりと聞こえたのだ。





その願い・・・叶えましたよ、


と。

ぞくりとするほど、低く心地良い声が、
耳を通り、全身を駆け巡り、
身体の奥が熱くなる。



先刻の吐き気を覚える眩暈とは打って変わり、
水面を漂うかのような、ふわふわとした浮遊感に襲われると、
そのまま葉桜の意識は途切れてしまった。








**********








「ハザ・・・?大丈夫?ハザ・・・・!」

「キャッ!?」



濁流に飲み込まれたような息苦しさから解放されると、
目の前に兄、紅葉の顔があった。


「お・・・お兄ちゃん・・・・」



「大丈夫かい?だいぶ魘(うな)されていたから・・・・つい部屋に入っちゃったけど・・・」

「・・・・え?う・・・うん・・・」



何某かの違和感を覚える。



「お・・・お兄ちゃんが運んでくれたの?」


「・・・運ぶ?何が?」



「えっと・・・じゃぁ、アッくんが、私をここまで運んでくれたの?」


葉桜の発する言葉に、兄は不思議そうに頭を傾げる。



「運ぶって・・・・、ハザは自分で部屋に入ったし・・・・
それに・・・・・アッくんってダレ?葉桜の新しい、か、彼氏かな・・・?」

「え!?お兄ちゃん、何言ってんの!?アッくんだよ!
三条亜月!お兄ちゃんのカレシでしょ!?」


葉桜のその言葉に、兄の眼鏡越しの鋭い目が、
驚いたように大きく見開かれる。

「か・・・かか、彼氏!?僕に!?ちょっとやめてよ葉桜~~ホモじゃないんだから~。
それに・・・その三条・・・って人は僕は知らないよ?」


「・・・え?」


どういうことだろうか。

兄の言っているいことが分からない。


「だって・・・・だって、アッくんは・・・・」



そこまで口に出して、葉桜はあれ・・・?と思う。




あ、あれ・・・・?




そういえば・・・・アっくんって・・・・・・






誰だっけ・・・・?



今の今まで、頭の中にいたはずの美しい男の姿が、
葉桜の中からすーっと消えていく。



「え・・・・と・・・・?」


「寝ぼけてたんだね、僕はほら・・・いまだに彼女いないし・・・」


童貞だからってバカにしないでよ・・・などと、ブツブツ言いながら
兄は「葉桜の部屋」を出て行った。




不思議な感覚。
まるで、失っていた記憶が、一気に押し寄せてきたかのような。

昔の夢を見ていたせいか、ちょっとおかしくなっていたのかもしれない。




ああ、そうだった・・・。



葉桜は今、高校生で、学校やご近所では、
かなりの美少女として、ちょっとした有名人だ。



彼氏だってちゃんといる。





一方、兄はというと・・・、26歳にもなろうというのに
いまだ童貞の最悪な・・・不細工オタク。





昔は、あんなに大好きだったのに。



学校が近いという理由で、一緒に住まわせてもらっているけれど、
思春期にもなると
さすがに兄のオタク趣味と、気持ちの悪さに嫌悪感を感じる。



でも、一人暮らしはさせてもらえないので、
うるさい両親よりは、葉桜には甘い兄の許(もと)で暮らすことを
我慢してあげている、というのが今の現状だ。



(昔のあたし・・・どこに行ったんだろう・・・)



大好きなはずなのに。

あんなに大好きだったのに、
いつの間にか嫌いになっていた兄。





葉桜は深く、溜息をついた。










**********



「でさ~~~まじキモいの!昨日も、勝手に部屋とか入ってくるし!!
なんとかなんないのかな~~あの童貞アニキ・・・」




思わず、彼氏のタクマに兄のことを愚痴ってしまう。


タクマは兄程ではないが、背が高くて、
ちょっと悪っぽいけど、学校でも一番モテ男だ。


顔がものすごく好みで、葉桜からの猛アタックの末、
今現在付き合ってもらっているのだ。






「聞き飽きたよ、そ~ゆ~の。
お前の兄貴のことなんてどうでもいいからさ~
それよりさ・・・やろうぜ?」


「あっ・・・ちょっとタクマっ・・・」



ついとスカートに手を突っ込み、
いきなりショーツを脱がしにかかる。




ここは学校だ。

いくら人気が少ないとはいえ、
鍵もかからない場所でそんな・・・。


抵抗するも、やりたい盛りの男子高校生を
葉桜に止められるはずもない。



「ちょっとタクマっ・・・ゴムっ・・・持ってんの!?
あたし、今持ってないよっ・・・」



「いいじゃん、中には出さねーから」






そういう問題じゃないのに。

「・・・・うっ・・・」


女の秘部 に、清潔ではない指を遠慮なく挿入され、
葉桜は痛みを覚えた。


「痛いっ・・・ちょっと乱暴にしないでよっ・・・・」




「大丈夫大丈夫・・・」




そう言って、構わずに指の抽挿を激しくする。



でも悲しいかな、好きな男にいじられれば、
痛くてもだんだんと気持ち良くなり、
濡れてくるのが女の悲しい性(さが)だ。




痛い方が気持ちいいと本気で勘違いしているのか、
葉桜をそんな女だと思っているのか。






決して愛撫ともいえない愛撫を適当に済ませると、
タクマは己の勃起を、葉桜の秘部へと押し当て、
強引に中へと挿ってきた。







「ほら・・・お前やっぱり痛い方が濡れるじゃん」


「あっ、あっ・・・ん」


痛いから濡れるのではなく、
物理的な刺激がそこ加わるから、濡れてくるのだ。

それも好きな男だから。





「あっ・・・あんっ・・・あっ・・・タクマっ・・・」





媚肉を擦られる快感に、思わず声が出る。



でも葉桜は、セックスでイッたことがない。



痛みから始まる為、
だんだん気持ちよくなってくる頃には、もう相手の体力は尽きてしまうのだ。


ずっとその繰り返しで。


初めての彼氏は、タクマ以上に乱暴だったし、
その次の彼氏は、タクマ以上に早かったし。


どの男も、葉桜を感じさせてやろうなんて労わりは無く、
葉桜の気持ちはお構いなしに、
欲望のまま胸を触り倒し、欲望のまま突っ込んで、
自分の好き勝手に動くだけだった。



そのせいで葉桜は、セックスってこういうものだと思っている節がある。





「あ・・・葉桜っ・・・イクっ・・・」


(え!?もう!?)


もう少し快感を味わっていたかったのに、
タクマはそこから自身を引き抜くと、
強引に葉桜の口内へとそれをねじ込んだ。


「あっ・・・・出すぞっ・・・」


そして、苦い液体が葉桜の口内に放出された。


決して好きではない行為だけど、
葉桜は頑張って、それを飲みこんだ。



葉桜はこうやって、
相手のモノも咥えるし、精液だって飲んであげているのに、

以前、葉桜のも、同じようにしてくれないのかと訊ねたところ、
女のそこはキタナイから嫌だ、という、
傷つくような返事が返ってきた。


女のは舐めたくないが、自分のは咥えさせたいらしい。


そんな自分勝手な男だけど、
でも、好きだから許してしまう。



たとえ、他の女の影がチラホラと見えていたとしても。







「なぁ、今日俺んちに泊まる?」



泊まるということは、言わずもがな、することは一つだ。

イクことのない、
数だけのセックスを、何度も何度も挑まれるということだ。




流石にそれはちょっと避けたかった。





「あ~今日は兄貴が帰ってこいって・・・・」

葉桜が家を空けると、
ちょっとだけ機嫌の悪くなる兄の顔を思い浮かべる。


「お前、アニキのことキモイから嫌いなんだろう?
いいじゃん、一晩中やろうぜ・・・パンツ履かせねぇよ・・・?」


そう言って、Fカップまで育った胸をまさぐってくる。

果てるのも早いが回復も早い。


(それが困るから帰るって言ってんのに・・・)






「タクマ・・・」


まだショーツを履いていないそこに、
二度目の挿入がされる。







「あっ・・・あっ・・・・」


友達はみんな、イクって言っているけど・・・・

イクって、どういうことなのだろう。


「あっ・・・あん・・・んっ・・・」

これでも十分に気持ちはいい。
これ以上に、気持ちいいのってどういう感じなんだろう。



(今度は・・・ちゃんとイケるのかな・・・?)


でもその願いもむなしく、
葉桜が昇りつめる前に、
タクマは満足して、またもや早々に果ててしまった。





結局、金曜日の夜はタクマの家に泊まり、
ありきたりなセックスばかりをして過ごし、
家に帰りついたのは土曜日の夜だった。









「ちょっと・・・お兄ちゃん、あたしの部屋で何してんの!?」


セックスでくたびれた身体で帰ってきてみれば、
兄が自分の部屋にいたのだ。


「べ、別に・・・、
前に僕が貸したものを返してもらおうと・・・別に変なことは・・・・」


「勝手に入らないでって言ってんじゃん!!」


「・・・でもハザ・・・僕のあのハサミどこ・・・?あれがないと・・・・」

留守中に自分の部屋に勝手に入られたことで頭に血が上り、
借りたハサミのことなど、すっかり忘れ、
兄の言葉は耳には入らない。


「最悪・・・まじキモい・・・勘弁してよっ!もう昔のあたしじゃないんだよ!?」


「ごめん・・・ゴメン葉桜・・・・」


我儘な葉桜との口論で、
悪くないのに折れてくれるのはいつも兄だ。


部屋には脱いだままの服や、
目をこらせば下着だって置いてある。
見られたくないものが、たくさんある。


以前は兄が、フィギュア作成などの作業部屋として使っていた部屋を、
自室として使わせてもらってはいるが、

「葉桜の部屋」となった以上は、
家主であれ勝手に入っていいわけではない。


嫌なものは嫌なのだ。



「出てってよっ!バカっ・・・このオタク!!
変態アニキっ・・・!気持ち悪いんだってば・・・!」


「・・・っ・・・!」

そこまで言うつもりはなかったのに、
口が・・・暴言が止まらなかった。


兄の傷ついた表情に、
チクリと胸が痛むけれど、

肉体的にも、精神的にも疲労しており、
反抗期のせいもあってか、次々に暴言を浴びせてしまった。



「まじでキモイんだよっ・・・年ごろの娘なんだから、もっと気を使ってよ!
だいたいさ、あんなロリコンみたいな人形作ってる兄貴が部屋に入るなんて
気持ち悪いに決まってるでしょ!?なんで分んないの!?」


「・・・・・っ!」

傷ついて、困っていた兄の表情が、一瞬にして強張った。



兄は、原型師として、玩具メーカーからの発注でフィギュアを作ったりして
生計を立てている。


中には、個人からの依頼もあって、その中にはもちろんいかがわしいモノまである。

結構売れっ子なので、
そのお陰で、葉桜もなに不自由なく暮らせているのに。


でも、どうしても、そんな兄が恥ずかしく思えて、
つい口に出してしまったのだ。



「・・・・どうして・・・?・・・ハザ・・・・。
昔はさ・・・お兄ちゃん大好きって・・・・言ってくれてたじゃないか・・・」


傷つき、落胆し、低い声で紡がれるその兄の言葉に、
身体の奥がぞわりとしびれた。





「だからっ・・・いつの話してんのよ!?あたしもう17よ!?
ガキじゃないの!彼氏とエッチだってしてるオトナなの!!
まだ童貞のアンタより大人なの!!
いつまでも『お兄ちゃん大好き』なんて言ってられるわけないでしょ!?
それに・・・まじで・・まじで気色悪いの!勘弁してよ・・・・」




兄の俯いた顔を横目に見ながら葉桜は続けた。



「あたし・・・彼氏と住もうかな・・・・」


そう告げたとき、兄の身体が一瞬ピクリとした。


「そしたらさ、いつでも彼とエッチできるし、
それに、気持ち悪いアンタの顔も見ないで済むし・・・・」


そう吐き捨て、
部屋の奥に進み、大きめのバッグを探す。


「兄ちゃんだってさ、こんな口の悪い、我儘な妹の面倒、
見なくてすむでしょ?じゃあ、そういうことで・・・きゃっ!?」




いきなり背後から抱きすくめられ、
葉桜は激しく動揺した。


「ハザ・・・ハザ・・・」



自分の名を呼びながら、
抱き付いてくる兄に、猛烈な嫌悪が這い上がってくる。



「やだ離せよ変態っ!!!」



首筋の香を嗅がれ、鳥肌が立った。

ただただ気持ち悪い。



「いやっ・・・いやっ・・・離してよお兄ちゃん!!あっ」



兄に抱き付かれたまま、
そのままベッドに押し倒される。



ヤバイ。


これは危険な状況だと警鐘がなるが、
兄の力に、葉桜はどうすることもできない。



「ハザ・・・ダメだよ、どこにも行かせない・・・」

はぁはぁ、と息の荒い兄からは、
酒の匂いが漂ってきた。



(お兄ちゃん・・・もしかして酔ってる・・・!?)



いつもお酒は飲まない人なのに。




そう思った瞬間、突然兄に唇を塞がれていた。


「--っ!?」


驚き、激しく抵抗して兄の頬を思いっきり張り飛ばす。





「ふざけんなこのクソ童貞野郎!!!」


兄の拘束から逃れようと
必至にもがくが、今度はビクともしない。


そして、葉桜は恐ろしい一言を聞いてしまったのだ。






「・・・・じゃあ・・・・童貞じゃなくなれば・・・いいんだよね・・・・?」



うっすらと笑う兄は、想像以上に不気味で葉桜を怯えさせた。


「おいで、ハザ・・・・」


そう言って、葉桜の両手首を掴んで、
ベッドから強引に引き上げると、

ずるずると引きづるようにして、葉桜を自分の部屋へと連れ込んだ。



兄の部屋に連れて行かれ、激しくベッドに突き飛ばされると、
あっという間に両手首が縛られ、
ベッドに固定されてしまった。



「ちょっと・・・お兄ちゃん、なにしてんの!?外してよっ!!」


「・・・・」


だけれでも、兄はニヤニヤと葉桜を、
いやらしく見下ろすばかりだ。




どう考えてもこの状況。



「うそ・・・うそでしょ・・・・・」


さっきの童貞でなくなればいいという兄のセリフ。




舐め回すような兄の視線に、
その不安は確信に変わった。



「いや・・・うそ・・・やめてよ!!いやぁっ!!」



覆いかぶさろうとしてきた兄に、
自由なままだった脚で蹴りを入れた。

「うっ・・・」

それが見事に腹に入ってしまい、
やった、と思ったのもつかの間、

今度はは兄の平手打ちが、
葉桜の頬に容赦なく打ち付けられた。




「・・・・・・ぁ・・・」


初めて、人から・・・しかも兄から・・・「顔」に対して害を加えられ、
葉桜は一瞬、自分に何が起こったのか理解ができなかった。


理解した時には、葉桜はすでに、
恐怖に支配されていた。




怖い。



「大人しくしててね・・・今からお兄ちゃん・・・
オトナの男になるからさ・・・葉桜、協力・・・してね・・・・」



不気味にうっとりと微笑む兄が怖い。



そして、その不気味な顔が近づき、
酒臭い舌が、葉桜の口内を蹂躙した。





恐怖で抵抗できずにそれを受け入れると、
兄は一言、いい子だね・・・とつぶやいた。





脚を開かされ、その間に兄が身体を挟み、
閉じないようにされた。



短いスカートの裾から
少しだけ覗くショーツ越しに、女性の窪みをそろりとなぞられる。


「んっ・・・」


「ここはあとでね・・・楽しみにとっておかなきゃ・・・」






気色の悪さとは裏腹に、
陰部に手を這わされただけで感じてしまった自分に慄いた。



それはまだ、始まりに過ぎなかった。







「あ・・・あん・・・だめっ・・・」


おおきな兄の手で、
ふっくらとした弾力のある胸を、やんわりと揉みこまれる。



「あっん・・・!」

「へぇ・・・ハザ・・・おっぱい感じるんだ・・・」
「ちがっ・・・・」


そんなはずない。



そう、甘い声に驚いているのは、葉桜自身だ。



だって葉桜は、胸は感じない方なのだ。


今までのどの彼氏が、触っても揉んでも、
乳首を吸われても、
気持ちいいどころか、くすぐったいとすら感じたことはなかった。





「あ・・・あんっ・・・」


「ふふ・・・ハザの声・・・かわいいね・・・」


なのにどういうわけか、兄の手で揉みしだかれると、
なんとも言えない快感が下半身のほうへじんわりと突き抜けていく。




そして、兄の手がスルリと葉桜のトップスを捲り揚げると、
彼氏の為にと買った、フリルがふんだんにあしらわれた、
ピンクの可愛いブラが兄の前に晒される。



「・・・・ハザ・・・、ちょっとブラきついんじゃない?また大きくなったのかな・・・?
ほら・・・胸が食い込んでる・・・今度、新しいの買ってあげるね・・・」


ブラごと揉まれて、息が荒くなる。


「あっ、あっ、あっ」



兄も興奮しているようだった。


背中に手を差し込まれ、
流石に器用なだけあって、
おそらく初めてだろうに、あっという間にブラのホックを外してしまった。


兄はごくりとつばを飲み、
興奮を何とか抑えるようにして、そっとブラを上にずらす。



すると、大きいのに形の良い、綺麗な葉桜の乳房が、
ぷるん、と震えながら、兄の目の前に晒されてしまった。




「ハザのおっぱい・・・」


「あ・・・っ」

直に触れられ、思わず声が出る。


服の上からの時よりも激しく揉まれ、
同時に突起を親指でくりくりされると
言い表せない快感がせりあがってくる。


「あっ・・・・んっ・・・あっ・・」

「ああ・・・柔らかくて・・・気持ちいい・・・すごく手になじむよ・・・」

「あっ、いやっ・・・」

腰をよじり、その快感をどうにか逃がす。


(うそっ・・・うそっ・・・ナニこれ気持ちいいっ・・・)


兄の指は巧みで、葉桜を翻弄する。




胸の突起が温かいもので包まれ、それが兄の舌だと分かった。


「あっ!」

舌で転がされ、軽く噛まれ、
そして音を立てて吸われると、ツキンとした快感がどんどん湧いてくる。


本当に、童貞なのかと疑いたくなるほどに、兄は指も舌も巧みだった。


「あん・・・あっ・・・やん・・・お兄ちゃん・・・もう、そこばっかやだ・・・」




胸だけへの愛撫に、とうとう身体が不満を訴えた。


別な場所への刺激が欲しくて、脚をもじつかせる。




「・・・なんで?ハザのおっぱい・・・ふわふわで柔らかくて・・・
お兄ちゃん、大好きだなぁ・・・・・・」



焦らすような言葉を発しながらも、
葉桜の欲している欲望を察したのか、

先ほど開かせた葉桜の脚からスカートをそっと捲りあげた。






そして、露わになったパンティーに兄は息を飲む。



「・・・ハザったら・・・紐パンなんて履いているの・・・?
高校生のくせに生意気だなぁ・・・・彼氏、こういうのが好きなんだ」


「・・・っ、ほっといてよっ・・・!」


「・・・すごい濡れてるね・・・ピンクが濃くなってる」


「あっ」


「うわ・・・びしょびしょ・・・おっぱい、そんなに感じたの・・・?
すごく濡れてる・・・」



「やだ・・・・っ・・・違っ・・・・!」


秘部に直接触れられることなく、
こんなにぐっしょり濡れることなんて、
今まで無かった。



「ハザ・・・脱がせるね・・・・」


ごくりと唾を飲みこみ、紐パンの紐に手をかけ、すーっと引っ張る。


「や・・・やっ・・・ダメっ・・・お兄ちゃんっ・・・!」



そしてもう片方もすーっと解かれてしまった。


申し訳程度に、葉桜の大事な部分を覆っていた布の端を持ち、
そして、下方へそろりと捲られてしまった。


「うわ・・・すごい・・・糸引いてる・・・・」



愛液でぐっしょりと濡れ、糸を引く様にひどく興奮し、
そして、葉桜の女性である部分をじっと凝視する。



「見ないでよっ・・・・変態!!」


脚を閉じようにも、
兄の身体が間にあるので閉じることは叶わない。



「わ・・・ネットとかはで見たことあるけど・・・
ハザのおま●こ・・・こんな風になっているんだ・・・綺麗だね・・・」



「あっ・・・あっ」

指で左右に軽く開かれ、そこもじっくりと舐めるように凝視され、
そして、兄のがっしりとした指が遠慮がちに、そろりと侵入してきた。


完全に潤みきっていて、
簡単に兄の太い指が出入りするのを許してしまう。


しかも、


「んっ・・・・あんっ・・・・」


タクマの時は、最初は痛くて濡れてくるまでに時間がかかり、
それまではの指の抽挿は、痛いものでしかなかったのに。



「あっ・・・あんっ・・・・んっ」


すでにうるうるに濡れているそこは、
中で兄の指がぐちゃぐちゃに粘膜を擦るたびに、
言いしれない快感が葉桜を包む。


くちゅくちゅと、聞きなれない音も恥ずかしく、
いっそう葉桜を煽っていく。




指が引き抜かれて、ホッとしたのもつかの間、
葉桜は我が目を疑った。




「いやっ・・・・何っ・・・・何っ・・・してんのっ・・・・あぁんっ・・・!」



思わず目を背ける。


「あっ・・・だめっだめっ・・・・!き・・・汚いよっ」




ピチャピチャという音が耳に響く。


それは、秘部に兄が舌を這わせている音だった。


葉桜は信じられなかった。





これまでの彼氏で、
そこを舐めてくれる人はいなかったから。





「だめっ・・・だめっ・・・あぁんっ」


明るい部屋で、
そんな場所を凝視されて、
そして舌をまんべんなく這わされる。




「うわ・・・どんどん濡れてくる・・・・うわぁ・・・」

よりいっそう、まるで美味いものでも食べるように、
じゅるじゅると卑猥な音を立てながら、
兄は葉桜のそこに夢中で愛撫する。



そして・・・



「ひっ!!」




女性の身体で、一番敏感だと言っても過言ではない部分に指が触れた。



「そうか・・・これがクリ●リス・・・・?」


「あっ、あっ、あっ」


クリクリと擦られると激しく腰が揺れてしまう。


「ふふ・・・クリってホントに勃起するんだね・・・
ほら・・・葉桜のクリちゃん、いやらしく勃ってるよ・・・・」


「あぁっ・・・いやっいやっ!」


愛液をたっぷりと塗りつけられ、
そこばかりを重点的に嬲られる。


初めて味わう激しい快感に、腰もびくびくと跳ねる。


葉桜の反応に気を良くしたのか、
兄は、葉桜の勃起への愛撫をやめることなく、
その部分を、舌でも舐(ねぶ)り、徹底的に追い詰めた。



敏感な肉粒を嬲られ、
そして兄の指が、再び葉桜の秘部へと侵入し、抜き挿しを開始した。



感じる場所を同時にしつこく攻められ、葉桜はもう限界だった。



「あっあぁぁあっ!」


体中の筋肉が引きつり、激しい快楽が全身を貫いて、
ヒクン、と身体が大きく痙攣した。


初めてのオルガズムだった。





「・・・あっ・・・・」


いまだに陰部がヒクヒクと痙攣し、
余韻が抜けない。


(これが・・・イクって・・・ことかな・・・・)



余韻に浸り、ぼうっとするものの、
カシャ、と聞き覚えのある音にハッと我に返る。



「なに・・・・!?」


「ふふ・・・・葉桜がイッて、
余韻に浸っている顔・・・・撮っちゃった・・・ほら、可愛いよ」


「!?」

向けられたスマホの画面に愕然となる。



「・・・は・・・ハメ撮り・・・・!?最低・・・!お兄ちゃん最低っ!!」

「ねぇ、ハザ、そんな口聞いていいの?
お兄ちゃんを怒らせないほうが賢明なんじゃないの?」


逆らったら、ネット上に公開するという最低最悪の脅し。


涙で兄の顔が歪んだ。


「人でなしっ・・・最低のクズ野郎っ・・・・」


「・・・まぁいいよ、ハザの口が悪いのは今に始まったことじゃないし・・・
最終的に僕に逆らわなければね・・・」


「あっ・・・あっ」

再び陰核を撫でまわしたあと、
葉桜の目の前で指を挿入してきた。


悔しいことに・・・・気持ちがいい。



「ハザのおま●こ、すごいぬるぬるで気持ちいい・・
ここに僕のおちんちんを挿れたら・・・すごく悦いだろうな・・・・・・・」



入るかな・・・そう呟いて、取り出されたソレに、葉桜は驚愕する。




(う・・・うそっ・・・お兄ちゃんのって・・・・っ・・・・)




完全に上を向いた兄のソレは、見たことなないくらいに立派だ。



あれ程嫌いだのキモイだの言っていたのに、
思わず、その立派な勃起に釘づけになる。





その勃起が、葉桜の潤みに押し当てられる。

今度は葉桜が、ごくりと生唾を飲む番だった。



「あ・・・・ダメ・・・・お兄ちゃんダメっ・・・お願いっ!
兄妹だよっ、私たち・・・私お兄ちゃんの妹だよっ・・・!?」


そう言いながらも、葉桜の陰部は、
残念ながら、期待にひくひくと疼き、どんどん潤みを増していく。



でもなんとか理性が勝ち、
必至に兄を説得しようとする。


オーラルセックスで済むならまだ間に合う気がしたのだ。


でも。


「はぁ・・・はぁ・・・いよいよ脱童貞だぁ・・・・」


葉桜の声は、兄の耳には届いていない。



「あっ・・・だめっ・・・だめぇ・・・・!!あっ・・・・ああっ・・・・」


葉桜の願いも虚しく、
潤う葉桜の蜜園に、兄の熱はゆっくり、ゆっくりと、
押し入ってきたのだ。



たっぷりと潤っているとはいえ、
長大な兄の猛りが、葉桜の狭い中を突き進めば、
メリっとした痛みを覚える。


「痛い・・・・お兄ちゃん・・・」


「あ・・・ゴメンね・・・・」

だが兄は、誰かさんとは違い、すぐに抜いてくれた。



そしてまた入口を突(つつ)き、
葉桜の割れ目にそって先端を上下に動かし、
そしてにゅるりとまた中へと挿ってくる。



それを何度か繰り返すと、
葉桜の中がふっと解けて、
とうとう一気に兄が奥まで突き進んできた。


「ああっ・・・!あ・・・・」



葉桜が痛いと告げているのに、
無理矢理に欲望のまま突っ込んでくる、今までの彼氏とは
明らかに違った。



「あぁんっ・・・・あっ・・・・あっ・・・・」


(や・・・やだ何コレっ・・・・)


まるで、自分の性器ではないかのように中が蠢いた。


それは、挿ってきただけで、葉桜にとてつもない快感をもたらした。


「うわっ・・・・ハザ・・・凄い・・すごく、中、うねうねしてるっ・・・・気持ちいい・・・」



「あ・・・・あ・・・・っ・・・」


こんなことは初めてで、どうしていいのか分からない。

きゅう~っと膣全体が、兄の猛りに吸い付いているようだ。


今までの比ではない、えも言わぬ快感。



(あ・・・あ・・・・気持ちいい・・・気持ちいいよぉっ・・・・)





「じゃ・・・動くね」


中にいた熱が引き抜かれ、
そしてまた一気に挿ってくる。

「あっ・・・ああっ!」


兄の腰使いは絶妙だった。



初めてのはずなのに、
まるで、今までのイメージトレーニングを実践するかのように、
愛撫同様、巧な技で葉桜を突き上げる。



「あっ、あっああっ」


演技でなしに、声が抑えられない。



やだ・・・いい・・・気持ちいいっ・・・
すごく気持ちいいっ・・・!



「あんっ・・・あん・・・あっ・・・お兄ちゃんっ・・・・
いいっ・・・・気持ちいいっ・・・」


「僕も・・・いいよっ・・・ハザっ・・・!」

自分で口走った内容もすでに覚えてはいない。



終わってほしくないほどの壮絶な快感。
貪るように葉桜も腰を振る。


タクマなら、もうそろそろ果てて、
葉桜の快感の渦は、行き場をなくしてしまう頃だが、


兄の律動は、一向に終る気配を見せない。



「あっ・・・あっ・・・いやっ・・・ああっっ・・・」


兄の熱に貫かれ、
今までに感じたことのない程の何かが葉桜の中を駆け巡っていく。

女の蜜がだらだらと零れ、
結合部が泡立って恥ずかしい音が響く。



「嘘っ・・・・やだやだ・・・・お兄ちゃんっ・・・・あっ・・・もうっ・・・!」



「ハザ・・・葉桜・・・・っ」

兄のピストンはどんどんスピードを増していく。



「ひっ・・・!イクイクッっ・・・・・・・・イッ・・・」


そして。



「ああっ、ぁぁあああっ!!」




頭が真っ白になり、まるで宙に放り出されたような感覚。


さっきの、前戯の時のオルガズムとは比べものにならない程の
壮絶な快感が葉桜を包み込んだ。


ビクンビクンと身体は激しく痙攣し、
自分で自分をコントロールできない。



「うぅっ・・・凄い・・・しまるっ」

中で呻く兄。

でも、


それでも・・・。


「いやっ・・・いやああっ・・・、もうっ・・・しないでっ」


まだ硬度を保ったままの兄は、
再び葉桜の、イッタばかりの敏感な媚肉をまた突き始めた。




「あっ、あっだめだめもう動かないでっ」

「うわ・・・すごい・・・葉桜っ・・・すごい・・・絞り・・・取られるっ・・・みたいっ・・・・」


自分の中が、兄を食い締めるように痙攣するのが分かる.



「あっ・・・・あんっ・・・だめっ・・・!お兄ちゃん・・・もうだめっ]



きっと涙と唾液で、自分の顔はぐちゃぐちゃだろう。

外聞もなく叫んだ。



初めての、強すぎる快感に葉桜は根を上げた。


奥の奥までガンガンに突かれて
凄まじい快感が脳天まで突き抜けていく。


「やぁっ、あぁっまってまっっ・・・」


身体はのけ反り、もう何も分からなくなった。



「もっ・・・またっ・・・イッー・・・・っあああっ!!」




気を遣(や)り、もう兄にされるがままだった。







その後も、
兄は何度も葉桜の中に射精したものの、
抜くこともなく、葉桜を啼かせ続け、


満足してやっと抜いてくれたのは、
なんと2時間以上も経ってからのことだった。




兄が引き抜かれると同時に、
兄の放ったものがどろっと零れてきて、
葉桜はゾッとした。



「ハザのココ、お兄ちゃんのがいっばい零れてる・・・。」



「・・・中出しとかありえない・・・赤ちゃんできたらどうすんのよっ・・・・」


喘ぎ過ぎて掠れて声で兄を攻めるが、
返ってきた言葉はとんでもないものだった。




「大丈夫だよ、ハザは10日くらい前に生理終わってるでしょ?
・・・今は大丈夫な時期だから平気だよ・・・」


だから今、中出ししても、妊娠しにくいんだよと、
笑いながら話す兄に恐怖を抱いた。



それでも、100%妊娠しないわけではないのに。
絶対的な安全日なんて、存在しないのに。

それよりも。


「ひっ・・・!妹の生理把握してるとかマジキモイっ・・・かなり引くんだけど・・・
ほんとに最低!!」





でも、そんな罵りを意に介さず、
兄の股間はみるみるうちにまた勃起していた。


「あっ・・・・だめっ・・・お兄ちゃん・・・もうだめ・・・あぁんっ」



「ああハザ・・・僕とハザのでよく滑る・・・気持ちいいね・・・」


「あんっ・・・あっ・・・あっ・・・」


否定できない自分がいる。


抗えない気持ちよさが、
葉桜を包み込む。



ここまで求められて、
ここまで絶頂の波に身を任せることができて。




カチャリと音がして、両手が自由になった。


再び兄の突き上げが始まると、
葉桜は快感に逆らえず、

喘ぎながら兄の背中に腕を回し、
兄に与えられる快楽に夢中になった。






そして、

自分でも信じられないくらい甘い声を上げ、
兄の背中に、ギリギリと爪を立てた。







********************



「なんかさ~葉桜・・・お前さ~、前より濡れやすくなってね?」


タクマの部屋で、
いつものように二人でセックスをした。


兄との関係が始まってからも、
別に、彼氏との関係は何も言われていないので、
そのまま継続している。


ただ、ひとつ変わったのは、葉桜の身体かもしれない。


いまだ、タクマとのセックスでイクことはできないが、
すでに快感にも慣れて、イクことを覚えた身体は、
多少濡れやすくなったようで、

以前よりは気持ちよく感じることができるようになったようだ。



いつものように等閑(なおざり)な、愛撫ともいえない愛撫を終えると、
自分のものを突っ込んで適当に動いている。


いつもの流れだ。


「ああっ・・・葉桜っ・・・イク・・・イクっ・・・」


思わず時計を見てしまう。

20分弱。


今日はもった方かなと思うが、
やはりどうしても兄と比べてしまうのだ。





(お兄ちゃんだったら、2~3時間なんてざらなのよね)


酷いときには一晩中泣かされることもあった。



あれはあれで悦かったけれど。















「え?泊まっていかねえの?」



「うん、ちょっと今日は実家に帰るんだ」




適当に嘘をついて、兄のもとへと帰る。



イケない不毛なセックスを求められるより、
前後不覚になるくらいに乱れるセックスの方がいいに決まっているし、

別に葉桜がいなくても、
タクマには、相手をする女がいくらでもいる。



「ただいま・・・お兄ちゃん・・・」


「おかえり・・・ハザ・・・・」




帰りつくなり、兄はねっとりと舌を這わせる程のキスをしてきた。


長めの舌が、葉桜の舌を翻弄する。


「ん・・・お兄ちゃんっ・・・・!」


すぐに、ショーツの中をまさぐってくる兄の手を、軽く叩く。


「待って、ちょっとシャワー浴びたい。
彼としてから・・・ちゃんと洗ってないからキタナイよ・・・・」


「だめ、今すぐしたい・・・ハザの身体…ペロペロしたいよ・・・」



「だめだってば・・・」

「・・・でも、タクマくん・・・ゴム、したんでしょ」

「うん・・・まぁ・・・」

他の男とするときは、必ずコンドームを付けること。
これが兄の出した唯一の決め事だ。


でも、ゴムをしたとかしないとか、
そういう問題ではなくて、
彼氏に抱かれた後で、兄にも抱かれるのは何とも言えない背徳感があった。






「そうだ・・・!お兄ちゃんがハザを綺麗にしてあげる・・・
ね、一緒にシャワーしよう?」



葉桜の返事も聞くことなく、強引にバスルームへと連れていかれ、
あっという間に裸に剥かれた。


シャワーを出し、温かくなるまで待った。

「ふふ・・・ハザのココ、すっごい柔らかくてウルウル。
タクマ君としたばかりだからかな・・・?」


早速秘部 に指を挿入してかき回してくる。

「あ・・・んっ・・・」


くちゅくちゅとかきまぜながら、
葉桜の反応を窺うように見つめられている。



シャワーが温まり、シャワーヘッドを手にとると、
葉桜の秘部 へと当ててきた。


「あっ・・・」


脚を開かされ、
その部分を全開にして兄へと晒す。


こんな恥ずかしいこと、本来なら死んでもごめんだけど、
葉桜は兄には逆らえないのだ。


秘部 にシャワーを当てながら指が挿入され、
洗浄するかのよに、兄の手で綺麗にされていく。



タクマとのセックスで、中途半端に疼いていたそこは、
すぐに兄がほしくてたまらなくなった。

「お兄ちゃん・・・・」


葉桜の切ない気持ちを察したのか、
兄はすぐに自分のものを取り出し、葉桜のそこに
なんの躊躇いもなく埋めた。


「タクマくんとしたのあとのセックスは、
解れているから簡単に挿っちゃうね・・・・」



「や・・・言わない・・・で・・・・あぁっ」


バスルームに声が響く。


きっとこの後、ベッドに連れて行かれて、
そこでも散々抱かれるのだろう。


休みともなると、兄妹で生でセックス三昧だ。



あれだけ嫌っていた兄なのに。



だってももう抜け出せない・・・。




(お兄ちゃんとのH・・・気持ち良すぎる・・・・!)

兄の巨根と絶倫さにもうメロメロだ。



兄から与えられるえも言われぬ快楽の虜になった葉桜は
いつまでもいつまでも、甘い声で啼かされ続けた。



FIN



********************************************



「・・・・ねぇ横尾君・・・・ナニこれ・・・・」

親友の横尾から渡されたプロットを持つ、
山野紅葉の手が、わなわなと震える。





「何って・・・、山野くんとハザちゃんをモデルにした、僕の次回作のプロットだよ。
僕一度でいいから、妹系描いてみたかったんだよね~~~」


横尾は、中学時代からの同級生で、
同じオタク趣味を持つ仲間だ。


原型師になることを夢に持つ山野とは違い、
横尾は、成人漫画家を目指している。


その横尾の、今回の渾身の作品は、
山野と葉桜がモデルの、兄妹モノのエロマンガで・・・。




「ちょっと!僕、妹属性ないんだからほんとにやめてよっ!
生々しいからヤなんだってばっ!!
それに、モデルっていうか、名前も、設定とかまんまじゃないかっ!
ちゃんと変えてくれるんでしょ?」


かい設定なども何気にドンピシャで、
なぜそこまで知っているのか、

はたまた、偶然、妄想の設定が一致してしまっただけなのかは
定かではないが・・・。




「え~~・・・でもしっくりくるんだよね~この方が」



本当にこのまま作ってしまいそうな友人に気が気じゃない。



「もう!絶対にヤメテ!!
それにハザはこんな淫乱にはならないよ!
ねぇ、亜月くんもなんか言ってやってよ~。君消えてるんだよ!?
そのことには何のオチもないし、第一なんだよ『まっくろさん』って」


微妙なファンタジー要素をツッコンでやる。



「ああ・・・それは、僕の田舎で実際に噂になった妖怪を・・・」


「・・・・なぁ、横尾・・・コレ、完成したら俺にも売ってくれないか?」



それまでは、黙々と横尾のプロットを熟読していた亜月が、
横尾の言葉を遮った。



「え!?亜月くん!?」

これに驚いたのは山野だ。
思いがけない恋人の発言に、山野は我が耳を疑った。


「なになに水臭いですよ~~。三条君にはちゃんと献本しますよ~~」


「マジで?サンキュ~~」


亜月の言葉に気を良くした横尾は、
彼の肩をポンポン叩きながら得意げな笑みを浮かべている。


この二人が仲良くしてくれるのは結構なことではあるが・・・・。


「あ・・・あの・・・・亜月くん・・・!?」



何が亜月の心を掴んだのか、いまだに理解できない山野であったが。


だが後日。





製本されたそのマンガを見た時、名前はちゃんと変えられていたので
ほっとしたのもつかの間、


「紅ちゃん、これ、すっげ~~ヌケるよ!何度でもイケルっ!
オタクの気持ち、なんか分かっちゃったかも~~俺~~♪」



と、喜々として語る亜月に、戸惑いを隠せない山野であった。




終わり






はい、ここまで読んでくださった方、
本当にありがとうございました<m(__)m>



いや~~・・・・男女の濡れ場・・・難しかった・・・


っていうか、すんごい恥ずかしかったです・・・(;^ω^)

どの言葉をチョイスするか、かなり迷い、
あまり上手にできませんでした。


でも、今回は、真のヒロイン、亜月の為に、
お兄ちゃんの親友、横尾君の「妄想プロット」という形に収めてみました。



これは、本編10でも、
亜月が兄妹の妄想をして勃ちそうになった、という表現があるだけに、
結構楽しく書かせて頂きました(*´▽`*)


ちなみに、「まっくろさん」は私のオリキャラです。
こんな形で、ここで登場させてみました~~(*´▽`*)


このような駄文、ここまでお付き合いくださいまして
本当にありがとうございました<m(__)m>



2015/01/15